松島電気の仕事
業務紹介

電気の道をつくる「しごと」は、電柱に電線を張る「電線工事」だけではありません。
変圧器工事や引込線工事などの新設工事や、改修・補修工事など地域社会の大切な電気を守る「しごと」は広範囲にわたります。

電気の通り道

発電所でつくられた電気は、「送電線」を経て配電用変電所へ送られます。
配電変電所で大きさを調節された電気は「配電線」を通って柱上変圧器へ。
柱上変圧器から「引込線」を通って各家庭へと電気が送られます。

  • 配電線工事

    配電線工事

    配電変電所から電柱上に設置されている柱上変圧器までの区間の配電線に関する工事。新しく配電線を取り付ける作業や、停電が発生した際には復旧作業を担当します。平時からのメンテナンスや点検作業も重要です。高所(電柱)での作業のため、安全手順を徹底しながら行います。チームで工事を行うので、チームワークが重要になります。

  • 変圧器工事

    変圧器工事

    柱上変圧器の取付け、改修・補修を行う工事。柱上変圧器は、配電用変電所から送られてくる6,600ボルトの電気を100ボルト・200ボルトの一般家庭で使用できる電圧に変える装置です。
    故障すると停電事故につながることもあるため定期的な巡視点検と計画的な取替工事が必要となります。
    柱上変圧器の内部には鉄心とコイルが入っていて、絶縁のために油で満たされています。容量は5・10・15・20・30・50・75キロボルトアンペア用があり、使用量にあわせて選択しています。

  • 電柱建替工事

    電柱建替工事

    老朽化した電柱の建て替えや自然災害、事故などにより破損した電柱の取替等を行う工事。通常は既存の電柱近くに新しい電柱を建てた後、電線や機器類、通信線などを新しい電柱に移します。そして最後に電線や通信線もついていない古い電柱を撤去するという流れです。

  • 高圧機器工事

    高圧機器工事

    気中負荷開閉器などの設置や交換工事。気中負荷開閉器は電柱上にある保護装置で、設備において電気事故が発生した際に、近隣への波及事故(近隣を巻き込んだ停電事故)が起こらないようにする役割を持っています。
    電柱で常に雨風や紫外線にさらされているため経年劣化が進みやすく、定期的な点検が欠かせません。

  • 引込線工事

    引込線工事

    電線を電柱から建物へ引き込む工事。電柱上に通されている電線を分岐させて引込線を引く作業を行います。
    引き込みは、契約電力のワット数によって「低圧引込」と「高圧引込」に分かれます。契約電力が50kW未満の場合は「低圧引込」となり、一般的な一戸建て住宅などがこれにあたります。契約電力が50kW以上で2,000kW未満の場合は「高圧引込」となり、マンションなどはこちらになります。

  • 配電線工事

    検満工事

    各家庭、企業等に設置されている電気使用量を計量する電力量計は、計量の正確さを確保するため、「計量法」で定められた有効期間内に取り替えを行っています。一般的な家庭で使用されている電気メーターは、10年ごとに交換を行います。

間接活線工法

作業の安全確保と作業負担軽減のため、
「間接活線工法」を導入しています。

これまで高圧活線作業は絶縁用保護具・絶縁用防具を装着し、直接手で充電部に触れて作業(直接活線工法)が一般的でした。絶縁素材の手袋や上着を着ることで安全は確保されていますが、ヒューマンエラーによる感電のリスクが伴いました。こうしたリスクを克服した工法が、現在採用されている「間接活線工法」です。
絶縁操作棒(ホットスティック)やヤットコといった専用の工具を用い、直接手を使わず高圧活線の工事を行うことができます。無停電で作業を行えるため、顧客への電気の供給を止めずに作業を進められるのも間接活線工法の強みのひとつです。